「SNSで発信してもフォロワーが増えない…」「このままじゃ仕事にならないのでは?」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

実際、SNS運用を始めたばかりの頃は、いいねがつかない・反応が少ないという状況にモチベーションを保つのも大変ですよね。多くの人が「自分のやり方が間違っているのではないか」と不安を抱え、発信をやめてしまうケースも珍しくありません。

でも実は、発信から仕事につなげている人の多くは、フォロワー数よりも“ある視点”を大切にしています

それは、「信頼される存在になる」という視点です。

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今回は、この記事では、SNS発信から仕事をつくるために必要な考え方と、具体的な実践ステップを解説していきます。
実績ゼロ・スキルゼロでも、「伝え方次第」で仕事は生まれる。その本質を
学んでいきましょう。


なぜ今、SNS発信が仕事につながるのか?

個人と個人が直接つながれる時代

SNSは、企業や広告を通さずに「人と人がダイレクトにつながれる場所」です。

たとえば、あなたがデザインを学び始めたばかりの初心者だったとしても、「毎日模写をがんばってます!」という投稿に共感する人が現れたり、「勉強の進め方を教えてほしい」と声をかけてもらえたりします。これは、スキルではなく“人柄や行動”に価値を感じてくれている証拠です。

共感・信頼がベースになるからこそ、小さな発信でも仕事のきっかけになるのです。

専門性より「共感性」が求められている

今の時代、「誰から買うか」が選ばれる理由のひとつになっています。

「発信者の実績がすごいから」よりも、「この人ならわかってくれそう」「価値観が合う」と感じた相手に相談したくなるものです。たとえば、同じ主婦・同じ年齢層・同じ悩みを抱えた経験を持つ人が発信していると、それだけで親近感が生まれますよね。

肩書きや資格よりも、“この人わかってくれる”という親近感が仕事につながりやすいのです。


フォロワー数より大切な3つの視点

①「この人ならお願いしたい」と思われる専門性

ここで言う専門性とは、「資格」や「知識」よりも、“誰に・何を・どんな思いで伝えているか”の明確さです。

たとえば、Webデザインについて発信している人でも、「副業で自宅で稼ぎたい主婦向け」「動画編集も少しできる」「実践した教材のレビューを発信している」など、方向性が見えると一気に信頼度が上がります。

投稿を10個見れば「この人はどんな人か」がわかる。そんな一貫性のある発信が、少ないフォロワーでも仕事につながる信頼を育てていきます。

② 適切な“接点”を持つ工夫

どれだけ有益な発信をしても、プロフィールや投稿導線に“接点”がなければチャンスを逃します

・プロフィール欄に「誰向けか」「何ができるか」を記載する
・固定ポストに「無料相談受付中」「制作実績はこちら」などをまとめる
・LINEやDMのリンクをしっかり配置する

こうした接点があることで、読者は「この人に連絡していいんだ」と安心できます。発信するだけで終わらせず、“話しかけやすい設計”を心がけましょう。

③ コツコツ続ける“信頼残高”

信頼は、派手な成果よりも「日々の積み重ね」で築かれます。

・半年間毎週1回ペースで発信している
・誰かに役立つ投稿を心がけている
・質問に丁寧に返信している

こうした行動は、少しずつ周囲に伝わります。そしてある日、「いつも投稿見てます」と突然DMが届いたり、「この人にお願いしたい」と指名されたりします。

信頼は、“見えない預金”のように積み上がっていく。だからこそ、継続こそ最大の戦略になるのです。


発信を仕事に変えるための実践ステップ

ステップ1:誰に向けて、どんなテーマで発信するか決める

発信の軸がブレていると、見る人にとって「結局この人は何ができるの?」と分からなくなります。

まずは「誰の役に立ちたいか?」を明確にすることから始めましょう。

たとえば、

  • かつての自分のように「仕事がうまくいかない…」と悩んでいた人
  • 育児中にスキルを身につけたい主婦
  • 副業を始めたいけど何から始めればいいか分からない人

このように「過去の自分」が最も共感しやすく、ターゲットとしてイメージしやすいです。
そこから「発信テーマ」や「口調」「使用する事例」も自然と決まってきます。

ステップ2:投稿の目的を「信頼構築」に置く

バズを狙うより、「この人、ちゃんと考えて発信してるな」と思ってもらうことが、実は仕事につながる一番の近道です。

・毎日の作業記録
・学びの気づき
・小さな成功体験や失敗談

こうしたリアルな発信が、共感を生み、信頼へとつながります。

「この人、応援したくなるな」
そんな気持ちを引き出せる投稿を積み重ねましょう。

ステップ3:相談や問い合わせにつながる導線を整える

どんなに良い発信でも、連絡手段がないと仕事にはつながりません。

・プロフィールにLINEリンクや無料相談案内を記載
・固定ポストに実績や相談受付をまとめておく
・投稿文中にも「DMください」など気軽な呼びかけを入れる

こうした一言があるだけで、読者の行動ハードルは大きく下がります。

「あなたにお願いしたい」と言ってもらうには、“声をかけやすい設計”が必須です。


発信初心者が気をつけたい落とし穴

数字を追いすぎて疲れる

インプレッションやフォロワー数は、たしかに励みになる要素です。
しかし、数字がすべてではありません。

特に初心者のうちは、伸びない期間が続くのが当たり前です。
それでも、誰か一人の人生に影響を与える投稿ができれば、それはすでに“仕事”につながる価値です。

“盛った”投稿ばかりになる

よく見せようとする気持ちは自然ですが、あまりに成果ばかり見せると、見ている人が「自分には無理かも」と距離を感じてしまいます。

失敗や苦労も含めて伝えることで、より多くの人に親近感を持ってもらえるようになります。
「この人も同じように悩んでいたんだ」という気づきが、信頼の源です。

「仕事っぽく」見せることに必死になる

ブランディングを意識するのは大切ですが、形式だけを整えても中身が伴っていなければ意味がありません。

まずは「自分が届けたい相手に、ちゃんと届いているか?」
そこに集中することが、結果的にあなたのブランディングになります。


まとめ

  • SNS発信で仕事はつくれる。フォロワー数は本質ではない
  • 「誰に・何を・なぜ伝えるか」を意識して発信する
  • 信頼される言葉・導線・継続が“仕事”につながる

フォロワーが少ない、自信がない、実績もまだない。
それでも、あなたの言葉で動く人が必ずいます。

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