
「副業を始めたいけど、どんなビジネスをすればいいのかわからない」
「起業したいけど、自分に合ったアイデアが浮かばない」
起業や独立をしたいと思っても、具体的にどんなことをして収益をあげていくのか分からないと言う人は多いのではないでしょうか。
やりたいことを仕事にするとしても、規模が大きかったり、ライバルが多い業界だったりしてなかなか手を出せないと言うこともありますよね。

今回は、どのようにビジネステーマを見つけていくのか、ビジネス初心者でもできるビジネステーマはどんなものがあるのかについて解説していきます。
初心者が失敗しないビジネステーマの選び方
ビジネステーマは、ビジネスの核となるものです。
どのテーマを選ぶかによって、集客方法やセールス、マネタイズ方法も全て変わってきます。
この章では、ビジネス初心者がビジネステーマを選ぶ基準についてお話ししていきます。
1. コストが少なく始められること
初心者がビジネスをスタートさせる際は、初期コストを最小にし、リスクを下げて始めることが大切です。
いきなり大きな借金(融資)などをして初めてしまうと、プラスに転じさせるまでに時間がかかりますし、借金をしている不安に押し潰されて手が止まってしまう場合があります。
もちろんどんなビジネスでも、初期費用が完全にかからないものはないので、なるべく少ない費用で始められるものを選ぶと良いでしょう。
2. 在庫を抱えるリスクが少ない
在庫を抱えると言うことはすなわち、在庫分のコスト=赤字が発生するリスクを負うということです。
例えば、物販というビジネスモデルは、売れなかった場合に全て在庫となってしまいます。
今ではイラスト、文章、動画データなどデジタルコンテンツを販売するものや、英会話、トレーニングなどのサービスを販売するなど在庫を抱えずに行えるビジネスもたくさんあります。
まずは、できる限り在庫を抱えずにできる方法で始められると良いでしょう。
3. SNSを活用できる
これからの時代は、SNSを活用して情報発信することで、顧客との信頼関係を構築できたり、新規顧客の開拓に有利に働いたりすることがあります。
今では、検索することでたくさん情報を簡単に得ることができるので、購入やサービス利用の前に、複数の候補と比較するのが当たり前になってきました。
その情報源の1つとして、SNSが活用されています。また、一部の調査では検索媒体が、GoogleなどのサーチエンジンよりもSNSを使う方が多くなっているというデータもあります。
リアルで展開するビジネスにもSNSは有効です。自分の考えているビジネスアイデアにSNSも活用できるかどうかも考えられると良いでしょう。
4. 継続的な収入を得られる可能性がある
収入の得方によって、ストック型、フロー型という2つのパターンがあるのはご存じでしょうか。
フリーランスと聞いた時に一般的に想像される、動画編集者、Webデザイナー、Webライターなどのスキルを活用した仕事は、案件をこなすことに対して報酬が発生する(成果報酬という)フロー型の収入源です。
ビジネスを安定させ、継続的に収入を得るためには、ストック型の収入源も作る必要があります。
自身のサービスやコンテンツ(商品)を作るなどの方法で、自分自身の事業として確立できるものを選ぶと良いでしょう。
5. 場所を選ばずできる
テレワークやDX化が進み、Wi-fiさえあれば、場所を選ばず働けるようになりました。
新型コロナウイルスが蔓延した際には、リアルでなくてはいけないという条件に縛られ、逆に身動きが取れなくなるケースも多く見られました。
これからビジネスを起こす場合は、リアルもネットも活用できるものを選ぶことで事業継続へのリスクを下げることができます。
個人で稼ぐためのビジネステーマの見つけ方【初心者向け】
どんなビジネスであっても、初心者が成功させるために最低限必要なのが、「今の自分にできること」と、「小さく始められること」の2つです。
できないことや大きな規模で始めてしまうと、形になるまでに時間を要するので挫折したり、万が一失敗した時に大きなリスクを背負うことになります。
ビジネステーマは丁寧に自己分析をして決め、自分ができる範囲からスタートさせていきましょう。自己分析では、ビジネステーマだけでなく、自分の強みも把握することができます。
以下に自己分析で問いかける質問を挙げておきますのでぜひ取り組んで見てください。
自己分析の質問リスト
▶︎自分のやりたいことは?
▶︎なぜそれをやりたいのか?
▶︎自分が頑張ってきたこと・努力してきたことは?
▶︎なぜ頑張れたのか?努力できたのか?
▶︎時間をかけて取り組んできたことは?
▶︎なぜ時間をかけて取り組んだのか?
▶︎資格や経験、職歴
▶︎なぜその資格や経験、職業に興味を持ったのか?
▶︎どんなことをしている時が楽しいか?
▶︎なぜ楽しいと思うのか?
▶︎どんなことをしている時が不満(苦手)か?
▶︎なぜ不満(苦手)に思うのか?
▶︎どんな生活を送りたいか?
▶︎望まない未来は?

ビジネスアイデアを形にする3つのステップ【副業・起業準備編】
ここからは実際にビジネスを立ち上げる流れについて説明します。
1. コンセプトを決める
コンセプトとは、ビジネスを立ち上げる上で明確にしておくべきターゲットや理念、行動指針などをまとめたものです。
「こんなビジネスを起こしたい」とアイデアが決まったら、まず最初に決めていきましょう。
コンセプトの項目
▶︎ターゲットは誰か(どのような人に向けてやるのか)
▶︎どのような内容の商品やサービスを展開する事業なのか(どんな価値を提供するか)
▶︎なぜ自分がやっていくのか(この事業で世の中にどんなメリットがあるか)
▶︎この事業でターゲットはどのような未来を手に入れられるか
2. モデリングを探す
どんなビジネスを始めるか考える時に初心者にありがちなミスが、世の中に存在していないビジネスを探そうとすることです。
ビジネス経験のない方が思いつくものは、残念ながらすでに他の起業家も思いついて実践している場合がほとんどです。
思いついたビジネスが探しても見つからない場合は、コスト面やオペレーション面からビジネス化されなかった可能性が高いため、最初のビジネスとしては避けることがおすすめです。
個人でビジネスを始める場合は、資金力やマンパワーなどの面で十分なリソースが確保できないため、成功する確率が高いものからまず初めていくのがセオリーです。
そのため、ビジネステーマの候補がある場合は、十分な市場のニーズがあり、すでに先行して成功させている企業や事業者を探して、まずはそのビジネスモデルを参考にビジネスを立ち上げていきましょう。
3. 仲間や協力者を見つける
1人でビジネスをスタートさせる場合でも、相談となってくれる人や自分の苦手な部分、手が回らない部分で協力をお願いできる人がいると、ビジネスの立ち上げがスムーズに進みます。
特に立ち上げ当初は不測の事態もあります。そのような時に、事業立ち上げの経験のある先輩に相談できる体制を整えておくことで事態の収拾をつけやすくなりますし、事前に相談しておくことができれば、起こりうるリスクを想定し準備できるのでリスク回避にも繋がります。
また、仲間の存在は、作業が分担できるという面だけでなく、理解者として話を聞いてもらえたり、自分自身のモチベーション維持にも役立ちます。
個人で稼ぐというのは、全てを一人でやることではありません。たくさんの人の協力を得ながら「自分が主体となって率先して事業を起こしていくこと」と考えてやることで、人脈も作りながら徐々に大きくなっていくビジネスを立ち上げることができるでしょう。
まとめ
今回は、起業・副業初心者向けのビジネステーマの見つけ方について解説しました。
ビジネスの原点は人助けであり、私利私欲のために起こすものではありません。困っている誰か、悩んでいる誰かに目を向け、世の中をより良くしたいという思いを持つことで、自分の中では考えつかなかったアイデアに気づくことができるでしょう。
そのためには、普段の関わりだけでなく、さまざまな分野の人との交流も大切ですし、誰かの困りごとや悩みに気づき、興味関心を持つための最低限の知識も必要です。
ビジネスを作り出し、加速させる原動力にするために、常に学ぶ姿勢を持っていてくださいね。
ビジネステーマに悩んだら、プロに相談してみませんか?
「自分にできそうなことがないんです…」
初めて、起業や副業を検討する方の中には、このように考えている方もいますが、実は強みや得意なことは、自分にとっては当たり前のことになってしまい、本人だけが気づいていないということも多いです。
そのため、自分に合ったビジネステーマを見つけるには、誰かに話すことが近道になる場合もあります。
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